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ゴミ屋敷・汚部屋

汚部屋はどこから片付ければいい?一人でもできる片付け手順を解説

こんにちは、関西の片付け専門会社・えびす堂の高田です。えびす堂では関西一円でゴミ屋敷・汚部屋の片付けや遺品整理などをおこなっています。

「汚部屋の片付けってどこからやればいいの?」

「一人でもできる片付け方法が知りたい」

このような疑問や悩みを抱えている方は少なくありません。汚部屋になるほどゴミが増えてしまうと、部屋を片付けようとしてもどこからすればいいのかわからず、結局そのまま放置してしまいがちです。

ですが、汚部屋を放置していると病気やケガのリスクが高くなるうえに、家が汚れたり破損すると金銭的な負担が増えてしまいます。そのような事態は誰もが避けたいでしょう。

そこで、今回は汚部屋をどこから片付ければいいのか、一人でもできる片付け手順と注意点などを解説します。部屋をきれいに保つコツも説明しますので、汚部屋の片付けでお困りの方はぜひ最後まで読んでください。

汚部屋はどこから片付ければいい?

どこから汚部屋を片付けるべきかわからず困っている人も多いでしょうが、難しく考える必要はありません。

汚部屋を片付ける際は次の2つのことを意識しましょう。

まずは入口と動線のスペースを確保

エリアごとに片付ける

順番に詳しく説明していきます。

まずは入口と動線のスペースを確保

汚部屋を片付ける際はまず入口と動線のスペースを確保しましょう。

せっかく部屋を片付けるのだから、普段使うことが多い部屋の中心部から片付けた方がよいと思うかもしれません。ですが、汚部屋の場合は部屋の中から片付けようとしても、ゴミだらけで身動きが取りにくく片付けは進みません。

ですので、まずは動きやすいように玄関から部屋までの通路にあるゴミを片付けましょう玄関から部屋までの動線を確保しておけば、片付けたゴミを運ぶ際にゴミ袋を抱えたままでもスムーズに移動できます。

通路がゴミだらけだと、ゴミ袋で視界が悪くなった時に転倒することがあり危険です。また、動線の確保と合わせて入口のゴミを片付けて、ゴミ出しの日まで一時的にゴミを置いておくスペースを作ってください。

ゴミを片付けてもすぐにゴミ捨て場に出せるわけではありません。例えば大阪市のゴミ回収は燃えるゴミは週2回、資源ゴミやプラスチック類の回収は週1回です。

家の入口に一時的にゴミを置くスペースを作っておけば、部屋の中を片付けしやすいうえに、ゴミ出しする際にもすぐにゴミ捨て場に持っていくことができます。

エリアごとに片付ける

入口と動線のスペースが確保できれば、部屋の片付けをしていきます。

ただ、汚部屋の場合はゴミがあらゆるところに散乱しているため、漠然と片付けを始めると多少ゴミを片付けても見た目はそれほど変わりません。そうなると、せっかく頑張って片付けしたのに何も変わっていないと感じてしまいます。

これが汚部屋の片付けを挫折してしまう最大の原因です。時間と労力を使って頑張って片付けたのに、見た目が汚部屋のままでは誰でもやる気を失ってしまいます。

片付けを途中で挫折しないためには、エリアごとに片付けをするのがおすすめです。エリアを決めて集中的に片付けをすることで、短時間の作業でも部屋の中にきれいな空間が出来上がります。

片付けの結果が目に見えてわかり達成感を得られるため、片付けを挫折しにくくなるでしょう。また、一カ所でも片付けができたという事実が自信に繋がり、片付けのやる気を高めてくれます。

部屋の一部分でもきれいにできたなら、後は少しずつきれいなエリアを大きくするイメージで同じことをすればいいだけです。一度できたことなのですから、時間をかければ部屋全体をきれいにできるでしょう。

汚部屋を片付ける手順

まずは汚部屋をどこから片付けすればいいのか説明しました。

続いては、汚部屋を片付ける際の具体的な手順を解説します。この手順通り進めていけば効率的に汚部屋を片付けられますので、自分が作業するつもりでイメージしながら確認してください。

① 片付けのスケジュールを決める

最初にやるべきことは片付けのスケジュールを決めることです。

汚部屋の片付けは時間と手間がかかります。普通の掃除のように短時間で終わらせることはできません。

途中で挫折しないように「汚部屋を片付ける!」と強く決意するとともに、具体的にいつまでに片付けるのかスケジュールを決めましょう。片付けのスケジュールを決める際には、小さな目標を設定することが重要です。

例えば、1週間後までに汚部屋を片付けるという大きな目標だけでスケジュールを決めると、途中の段階で順調に片付けが進んでいるのかどうかがわからなくなります。そうなると、決めた期限がきても片付けが思ったより進んでおらず、終わらないという事態になりやすいです。

ですので、「このエリアは2日後までに片付ける、次は隣のエリアを3日後までに片付ける」というように小さな目標を設定しましょう。小さな目標をクリアすることで達成感を得られますし、計画通りに片付けが進んでいるかどうかが明確になります。

また、ゴミ回収日をスケジュールに組み込んでおくことで、ゴミの処分もスムーズにできますので、事前に確認しておきましょう。

② 片付けに必要なものを揃える

スケジュールを決めたら片付けに必要なものを揃えましょう。

具体的には次の用品などが必要になります。

・マスク(ホコリなどが舞うため作業中はマスクをしましょう)

・軍手(手が汚れたりケガをするのを防ぐため)

・ゴミ袋(自治体指定のもの。余っても腐るものではないので多めに用意しましょう)

・ひも(雑誌類や新聞が多い場合にまとめるため)

・段ボール、ガムテープ(梱包が必要なものがある場合)

・殺虫剤(害虫駆除用、スプレータイプとくん煙タイプ両方を用意するのがおすすめ)

・掃除用具(ほうき、ちりとり、掃除機、ぞうきん、フローリングワイパーなど)

これらのほか自分の部屋の状況に応じて必要なものを揃えましょう。例えば、床に水拭きでは取れないこびりついた汚れがあるなら、中性洗剤などが必要です。

部屋にパソコンやゲーム機器があるなら、くん煙タイプの殺虫剤を使う場合はビニールなどでカバーする必要があります。殺虫剤に注意書きが書いてありますので、精密機器が壊れないように確認しておきましょう。

また、煙により火災報知器が誤作動することもありますので注意してください。

参考:アース製薬公式HP

③ 片付け前に害虫対策をする

ほとんどの汚部屋には害虫が発生しています。

生ゴミや食べかすなどの虫のエサが多いうえに、ものが散乱しており虫の隠れ家となる場所がどこにでもあるため、汚部屋は害虫にとって絶好の住処だからです。

また、ゴミが多く光が届かない場所が多いことや空気の流れが悪く換気されていないことも、暗くジメジメした場所を好む虫が発生する理由になります。

一見害虫がいないように見えたとしても、汚部屋にはほぼ必ず虫がいるといっていいでしょう。片付けの途中で害虫が出てくるとその度に片付けがストップしてしまいます。

特に女性の場合は虫が嫌いな人が多く、片付け中に不意に動いている害虫を見たり、触れたりしてしまうと、怖くなってそれ以降片付けができなってしまうかもしれません。

そうならないように、本格的に片付けを開始する前にしっかりと害虫対策をしておきましょう。具体的にはくん煙タイプの殺虫剤で部屋全体の害虫対策をしてください。

部屋が複数ある場合は、各部屋で同時にくん煙型の殺虫剤を使いましょう。一つの部屋だけで使用すると害虫が別の部屋に逃げる可能性があるからです。

また、くん煙型の殺虫剤を使用した後に生き延びた虫が出てくることもありますので、スプレータイプの殺虫剤も併用して駆除しましょう。

④ 明らかなゴミから捨てる

ここからは本格的に部屋の片付け作業になります。

まずは一目見てゴミだとわかる明らかなゴミから捨てていきましょう。お菓子や菓子パンの袋、弁当ガラや空き缶、雑誌類などです。

床や机に置かれている明らかなゴミからとにかくどんどん片付けていきましょう。ゴミかどうか判断がパッとつかないものは後回しにしてください。

とにかく最初はスピード優先で明らかなゴミだけを片付けていきます。そうすればゴミの総量が減って、後でいるもとのいらないものを仕分けしたり、梱包したりするスペースが確保できるからです。

片付けする際には、最初から分別して自治体指定のゴミ袋に入れていく方法と、一旦全部まとめてから後でゴミを分別するという2つの方法があります。性格的に最初からきちっとやらないと気になるという方は前者、とにかく早く作業したいという方は後者の方法がよいでしょう。

また、ペットボトルなどキャップやラベルを剥がすという一手間が必要なゴミに関しては、まず一カ所に集めておいて細かな作業は後で一気にした方が効率的です。

⑤ いるものといらないものに分ける

明らかなゴミを片付けたら、次はいるものといらないものを仕分けしていきましょう。

ゴミを片付けてできたスペースを使って、捨てるものと残すものを選別していきます。棚やクローゼットなど収納スペースにあるものも一旦出して仕分けしてください。

収納スペースを整理しないと、結局ものが収まりきらずに部屋の中がものだらけになってしまうからです。仕分けする時は使えるかどうかではなく、今現在使っているかどうかで判断してください。

既に明らかなゴミは処分しているので、残っているものはある程度の価値があるものになります。ですが、「まだ使える」「いつか使うかも」と考えて処分を保留すると、部屋の中はいつまでも片付きません。

一定の基準を自分の中で決めて、感情に左右されず機械的に仕分けするようにしましょう。例えば、直近1年間で使っていないものは処分するといった明確なルールを決める方法がおすすめです。

ものを減らさなけば部屋の中は片付きませんので、必要最低限のものだけ残し、それ以外のものは基本的に捨てるという意識を持って作業しましょう。

⑥ 必要なものだけ収納スペースへ入れる

ここまでの作業で、部屋に残っているものは必要なものだけになっています。

後は残ったものを収納スペースへ入れていくだけです。収納する際には次の2点を意識してください。

分類ごとに収納する場所を決める

使う頻度が高いものを手前に収納する

文房具類や書籍、衣服、仕事関係の物品、アクセサリーなど分類ごとに分けて、それぞれどこに収納するか決めます。そして、使い終わった後は決めた収納場所にきちんとしまうことを徹底してください。

そうすれば、ものが部屋中に散らばることがなくなりますし、何がどこにしまってあるかがすぐにわかるので、探し物に費やす時間も大幅に減ります。また、使う頻度が高いものは手前に置いておけば、さっと取り出せますし戻す時も楽です。

必要であれば収納ケースなどを追加で用意しましょう。面倒くさがって一つの収納場所に何でも詰め込んでしまうと、後々どこにしまったかわからなくなったり、取り出す時にほかのものが邪魔になったりします。

また、収納スペースに入りきらないものを部屋に置いておくと、結局ものだらけになりますので、持ちものは収納スペースに入る分だけにしてください。

⑦ 部屋を掃除する

片付けの最後は掃除です。ここまでの作業で部屋の床にはものがない状態になっています。

ものだらけの状態だとものが邪魔で掃除がなかなか進みません。ですので、部屋の掃除はものをすべて片付けてからするのがおすすめです。

掃除となると掃除機をイメージする人が多いでしょう。確かに掃除機も使いますが、最初から掃除機を使うと、床に落ちているホコリなどの細かなゴミが掃除機から出る排気で舞い上がってしまいます

そのため、まずはフローリングワイパーを使って細かなゴミを一通り取り除きましょう。

ただし、水拭きやウェットタイプのフローリングワイパーを使用すると、ホコリが溝の部分に入り込んでしまうため注意してください。細かなゴミを取り除いた後は掃除機で大きなゴミを掃除します。

これできれいになっていれば掃除は終わりですが、汚部屋だとこぼれたジュースやお菓子の油脂が床に染み込んでいる場合が多いです。そのような場合は、水拭きやウェットタイプのフローリングワイパーを使ってきれいにしましょう。

また、必要に応じて中性洗剤を活用してください。最後に乾拭きをすれば部屋がピカピカになっていることでしょう。

きれいな部屋を維持するコツ

ここまでは汚部屋を片付ける方法を説明してきました。

説明した内容を実践すれば部屋をきれいに片付けることができるでしょう。ですが、部屋を片付けることと同様にきれいな部屋を維持することも重要です

片付け前と同じような生活をしていると、時間が経てばまた汚部屋になってしまいます。汚部屋に戻らないように、ここではきれいな部屋を維持するコツを説明していきますので、ご自分で実践できるように一つ一つ確認してください。

床にものを置かない

まず重要なのは床にものを置かないということです。

ゴミはもちろんですが、衣服や書籍、かばんなども床には置かないようにしましょう。部屋が汚部屋になってしまう人は、ちょっとした片付けを後回しにしがちな人が多いです。

「後で片付けよう」と軽い気持ちでゴミや服を床に置きっぱなしにして、結局片付けが面倒になりそのまま放置してしまうこともあるでしょう。ゴミやものが床に散乱していると、ホコリがたまりやすくなりますし、害虫にとっては絶好の隠れ家になります

また、ものが邪魔で掃除もできなくなり部屋がどんどん汚れてしまいます。そうならないようにまずは各部屋にゴミ箱を設置しましょう。

ゴミ箱が近くにないと、面倒くさがりな人はどうしても床や机の上に一旦ゴミを置いてしまいます。そのゴミが捨てられず放置されることが汚部屋の原因なのです。

ゴミを床や机の上に置かず、直接ゴミ箱に捨てられるようにゴミ箱を各部屋に置きましょう。また、片付け時に設置した収納スペースを活用して、服や書籍なども床には置かないようにしてください。

不要なものは買わない

汚部屋に住んでいる人は不要なものを買い過ぎて、ものが部屋にあふれている人が多いです。

これには様々なケースがあります。例えば、ストレスから買い物をし過ぎている人や、もので孤独感を埋めようとしている人、計画性がなく衝動的に買い物をしてしまう人などです。

中には、「買い物依存症」と呼ばれる精神疾患を抱えている人もいます。買い物依存症は正式な病名ではありませんが、欲しいものを手に入れることが目的ではなく「買い物そのもの」が目的となっている状態のことです。

買い物をすることで気分が高揚し、ストレスから一時的に解放されるために何度も買い物をしているうちに、買い物という行為が目的になってしまいます。買い物依存症になるとお金の管理もできなくなり、借金を抱えることもあるので注意してください。

不要なものが部屋にたくさんあると、収納しきれずにものが部屋の中にあふれ、汚部屋の原因となります。心当たりのある方は、買い物をする前に何を買うかをリストに書き出し、不要なものを買わないようにしましょう

ものの置き場所を決める

ものが部屋の中に散らばっていることも汚部屋の原因です。

本人にとっては使うものであっても、使用後のタオルが床に何枚も落ちていたり、雑誌やペンなどが散乱していると、ゴミと区別がつかなくなります。使えるものでも長い間放置されている間に汚れてしまい、ゴミになってしまうこともあるでしょう。

そのため、ゴミはゴミ箱に捨てることを徹底することはもちろんですが、部屋で使うものの置き場所を決めることも大切です。例えば、筆記用具は机の小物入れに、タオル類は衣装ケースや棚にしまうなど、ものの置き場所を決めましょう。

整理整頓された部屋はきれいに見えます。ものの量は同じであっても、整理整頓されているかどうかで部屋のきれいさは変わるのです

また、ものの置き場所を決めておくことで、必要な時に必要なものをさっと取り出せるようになります。リモコンや赤ボールペンを探すのに時間を費やすこともなくなるでしょう。

きれいな状態の部屋の写真を貼っておく

きれいな部屋を保つには、きれいな状態の部屋の写真を貼ることもおすすめです。一度部屋をきれいにしても人が生活していく以上、片付けや掃除をさぼると部屋は徐々に汚れていきます。

人間は徐々に変化していくものには気が付きにくいです。いわゆる「アハ体験」と呼ばれる、写真の一部が少しずつ変わる画像を見せられ、どこが変化したか答えるクイズに挑戦したことがある人なら、気付きにくさをイメージできるのではないでしょうか。

少しずつ部屋が汚れても自分では気が付かず、いつの間にか汚部屋になってしまったというケースは多いです。このような事態を防ぐために、きれいな状態の部屋の写真を目につく場所に貼っておきましょう。

写真を見ることで現在の部屋の状態を客観的に知ることができます。「部屋が散らかっている」と自分で気付くきっかけとして、きれいな部屋の写真を貼っておくことは効果的です

また、汚部屋の状態の写真も貼っておくと、「もうこんな部屋にはしたくない」という心理が働き、掃除や片付けをするモチベーションが上がるでしょう。

汚部屋の放置は絶対NGな理由

汚部屋で生活している人の中には「部屋は汚いけど生活はできるから問題ない」と考えている方がいるかもしれません。

ですが、汚部屋の放置は絶対にやめてください。病気にかかったり、高額な修繕費を支払うことになることもあるからです

ここでは、汚部屋を放置するリスクを解説していきます。

感染症やケガのリスクがある

汚部屋はゴミやものが至るところに散乱しているうえに、お菓子や弁当などの食べかすが多いです。

生ゴミや袋に残ったお菓子、床に落ちたご飯つぶなどはすべて虫にとってはエサになります。また、ものが多いため虫の隠れ家となる場所も多く、汚部屋は害虫にとって天国ともいえる環境です。

光が遮られており換気が悪い部屋は、必然的にゴキブリなどの害虫が好む暗くジメジメした場所になります。実際、ほぼすべての汚部屋には虫が発生しているのです。

ゴキブリなどの害虫は見た目が不快というだけではありません。トイレや排水口など汚れた場所で生きている害虫には様々な雑菌が付着しています。

雑菌まみれの害虫が人の手や口に触れる場所やものに接触することで、感染症にかかる原因となるのです。具体的には、サルモネラ菌による食中毒や赤痢菌による赤痢などの感染症を招くリスクがあります。

また、部屋の中にものが多いため、移動の際に転倒するリスクも高く注意が必要です。

近隣トラブルのもとになる

汚部屋は近隣トラブルのもとになります。

汚部屋の住人は自分の部屋が汚いだけで、家の外にゴミやものを置いているわけではないのだから、周りに迷惑はかけていないと思うかもしれません。ですが、汚部屋には害虫や悪臭がつきものです

汚部屋に害虫が発生した場合、エサとなる食べかすが多いうえに隠れ場所もたくさんあるため、短期間で数を大きく増やすことも珍しくありません。繁殖して数が増えると、やがて汚部屋の外にも虫は進出していきます。

また、大量の生ゴミが腐ると悪臭が周囲にも広がっていくでしょう。近隣住民からすれば、自分はちゃんと掃除をしてきれいにしているのに、害虫や悪臭が発生するわけです。

原因である汚部屋の住人に苦情を言う人も出てくるでしょうし、場合によってはトラブルになることも考えられます。特にマンションやアパートなど集合住宅に住んでいる場合は、近隣住人との物理的な距離が近いため害虫や悪臭の被害が広まりやすくトラブルになりがちです。

賃貸物件の場合は高額な修繕費を請求される場合も

賃貸物件を汚部屋にしてしまった場合は、高額な修繕費を請求される場合があります。

長年同じ部屋で生活していると、自分の家という感覚が強くなるでしょうが、賃貸物件の持ち主は家主です。汚部屋になると部屋が汚れたり、害虫が発生したり、悪臭が部屋に染みついたりして部屋が損傷します。

部屋の所有者である家主からすれば、自分の財産が傷付けられているのと同じことです。普通に生活していて部屋が汚れても、「経年劣化」といって汚れた箇所の修繕費用を請求されることはありません。

ですが、明らかに借主の故意や過失で部屋を傷つけた場合は別です。長期間汚部屋を放置したせいで、部屋が通常の使用を超える範囲で損傷したと判断されれば、家主から高額な修繕費を請求されることもあるでしょう

住んでいる間に請求されなかったとしても、将来引っ越す時に入居時に預けた敷金が修繕費として使われ返ってこないかもしれません。あるいは、敷金では原状回復ができずに費用負担を求められる可能性もあります。

また、汚部屋になっていることを知った家主から退去を求められる可能性もあり、汚部屋の放置は住む家を失うリスクもあるのです。

自力での片付けが難しい場合は専門業者へ依頼しよう

ここまで汚部屋の片付け方や汚部屋の注意点を説明しましたが、自力での片付けが難しい場合は専門業者へ依頼しましょう。

汚部屋の状態にもよりますが、実際には自力で片付けるのが困難なケースが多々あります。例えば、床が見えないほどゴミが積み重なっていたり、大量の害虫やひどい悪臭が発生している場合です。

また、病気や体力的な問題で自力で片付けするのが難しいという人もいるでしょう。そのような場合でも汚部屋を放置すると、さきほど説明したように感染病にかかったり、大金を支払うことになるリスクがあります。

そのため、様々な理由で自力での片付けが困難な場合は、専門業者へ依頼するのがおすすめです。汚部屋の片付け専門業者であれば、大量のゴミやものがあふれている部屋でも短期間で片付けできます

ですので、すぐに部屋を片付ける必要がある場合も専門業者へ依頼しましょう。虫が苦手で見たり触れたりするのは耐えられないという方も、専門業者へ任せることをおすすめします。

汚部屋をどこから片付けていいかお悩みの方はえびす堂に相談を

汚部屋の片付けで困っている方はたくさんいます。本記事では、汚部屋の片付け方法や手順を説明しました。

ただ、実際に汚部屋を片付けるとなると「自分には無理そう」「誰かに助けてほしい」という方も多いでしょう。そのような方は、ぜひ一度汚部屋片付けの専門家である、わたしたち「えびす堂」にご相談ください。

相談・見積もりは無料ですし、ご依頼いただいた際には経験豊富なスタッフがお客様のご要望に応じて迅速かつ丁寧に作業いたします。また、料金の分割払いにも対応しているので、まとまったお金が手元にない人であってもご依頼可能です。

汚部屋の片付けでお困りの方はまずはお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせはこちら】分割払い可能!関西のゴミ屋敷・汚部屋清掃のことならえびす堂へ

 

この記事の執筆者

髙田 了輔(たかだ りょうすけ)

株式会社えびす堂 代表取締役。2015年の創業以来、大阪・堺を中心とした関西エリアでゴミ屋敷清掃、遺品整理、不用品回収などの事業に取り組む。モットーは『人と地域社会に笑顔を』。過去の実績数は3,000件以上、リピーターのお客様も数多く、地域に密着して信頼できるサービスを提供している。

作業は専門スタッフが丁寧にいたします。
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