お役立ちコラムお役立ちコラム

ゴミ屋敷・汚部屋

ゴミ屋敷のペットボトルを処分する方法!溜まる原因や放置するリスク

こんにちは、関西の片付け専門会社・えびす堂の高田です。えびす堂では関西一円でゴミ屋敷・汚部屋の片付けや遺品整理などをおこなっています。

「部屋にペットボトルがどんどん溜まって片付けられない」

「ペットボトルを放置しているけど、これって危険なの?」

こうした悩みを抱えている方は少なくありません。ペットボトルが溜まる状態をそのままにしておくと悪臭や害虫の発生、最悪の場合は事故につながることもあります。またペットボトルを放置し続けると、次第にゴミ屋敷になってしまいます。

この記事ではなぜペットボトルが溜まってしまうのか、そのリスクや具体的な片付け方法、再発防止のコツについて解説します

ゴミ屋敷にペットボトルが溜まる原因 

ゴミ屋敷ではペットボトルが溜まりやすく、放置されることで悪臭や害虫の原因になることもあります。一見するとただのゴミのように思えますが、実は捨てられない背景にはさまざまな理由が潜んでいます。生活習慣や心理的な影響によって、気づかぬうちにペットボトルが溜まり続けてしまうのです。

なぜペットボトルが片付けられなくなるのか、その原因を解説していきます。

飲みかけを捨てずに放置している

ゴミ屋敷では飲みかけのペットボトルがよく放置されています。 最初は「あとで飲むつもり」「捨てるのはもったいない」と思って取っておくのですが、分別が面倒で放置していると、次第に中身が変色したり、異臭を放ったりします。そうするとペットボトルを処分するのがさらに面倒になってしまいます。 次第に「片付けるのが大変そう」「触りたくない」と感じるようになり、処分が後回しになってしまいます。

飲みかけのペットボトルが増え続けると、片付ける負担も大きくなり、気づけば自力ではどうにもできない状態に。 足の踏み場がなくなるほど溜まってしまうケースも少なくありません。

また、ペットボトルが視界に入り続けることで、それが「当たり前の風景」となり、片付ける意識が薄れてしまうこともあります。 そうなる前に、意識的に処分する習慣をつけることが大切です。

トイレ代わりにしている

ゴミ屋敷ではペットボトルをトイレ代わりにしている人もいます。ゴミ屋敷清掃業界内では「しょんべんが入ったペットボトル」を略して「ションペット」と呼ぶことがあります。

トイレが故障している、部屋のゴミが邪魔でたどり着けないといった理由から、手近なペットボトルで済ませることが習慣化し、気づけば部屋に大量の尿入りペットボトルが溜まってしまいます。

一度ペットボトルをトイレ代わりに使い始めると、手軽さゆえに繰り返してしまう傾向があります。ゴミ屋敷の状態が改善されない限り、この習慣は続き、部屋にどんどんペットボトルが溜まっていきます。中には1,000本以上のションペットが見つかることもあります。

男性が行うことが多いイメージがあるかもしれませんが、実際には重度なゴミ屋敷の場合、性別に関わらず尿が入ったペットボトルが出てきます。

セルフネグレクトによるもの

セルフネグレクトとは自分の身の回りの世話ができなくなる状態を指し、社会問題にもなっています。特に高齢者に多く見られますが、若い人でも精神的なストレスや大きな生活の変化がきっかけで起ることがあります。

この状態になると、食事や入浴はもちろん、片付けや掃除をする気力もなくなり、ゴミが溜まっていきます。さらに、トイレに行くことすら面倒に感じ、手近なペットボトルで排泄してしまうケースも少なくありません。

セルフネグレクトが進行すると、生活環境はますます悪化し、自力での改善が難しくなります。放置すれば健康を損なうリスクも高まり、社会とのつながりも希薄になってしまいます。その結果、ますます孤立し、状況が悪化する悪循環に陥るのです。

ゴミ屋敷にあるペットボトルを放置する3つのリスク

ゴミ屋敷に溜まったペットボトルを放置すると、生活環境が大きく悪化する原因になります。時間が経つにつれて状態はさらに悪くなり、気づいたときには深刻な問題へと発展してしまうこともあります。

放置されたペットボトルは、周囲に悪影響を及ぼすだけでなく、思わぬ危険を招くこともあります。ここでは、ペットボトルを放置することで起こり得る問題について解説します。

異臭トラブルの原因になる

ペットボトルの中身を残したまま放置すると、時間が経つにつれて腐敗や発酵が進み、強い悪臭の原因になります。特に夏場は気温や湿度が上がることで腐敗が早まり、部屋全体に異臭が充満しやすくなります。

キャップを閉めていても臭いは完全に防げず、換気口や部屋の隙間から外に漏れることがあります。こうした異臭は、住んでいる本人だけでなく、周囲の住環境にも影響を及ぼしかねません。放置期間が長くなるほど臭いが強まり、換気や消臭剤では簡単に取り除けなくなります。

一度染みついた臭いは壁や床に残りやすく、長期間放置すると通常の掃除では落とせなくなることもあります。悪臭を広げないためにも、ペットボトルはできるだけ早く処分することが大切です。

害虫をおびき寄せる

放置されたペットボトルは、害虫をおびき寄せる原因になります。 飲み残しの甘い飲料や、発酵した液体の匂いに引き寄せられ、コバエやゴキブリが集まりやすくなります。 特にコバエは繁殖力が強く、一度発生すると短期間で増え、部屋のあちこちに広がってしまうため、注意が必要です。

また、ペットボトルが積み重なり、その周囲にゴミが溜まると、害虫が発生しやすい環境が整ってしまいます。 気づかないうちに卵が産みつけられ、放置が続けば大量発生する危険もあります。 害虫の死骸やフンが蓄積すると、さらに不衛生になり、悪臭の原因にもなります。

さらに、害虫が家具や衣類にまで入り込むと、生活に支障をきたす可能性があります。 特に夏場は害虫の活動が活発になり、短期間で一気に繁殖が進むため、早めの対策が必要です。

尿が発酵して爆発する

放置された尿入りのペットボトルは、環境によっては内部でガスが発生し、最終的に破裂することがあります。特に高温多湿の状態では発酵が進みやすく、圧力が高まることで爆発の危険性が増します。

尿にはさまざまな微生物が含まれており、ペットボトル内で増殖することで発酵が進みます。その過程でメタンガスや二酸化炭素などが発生し、密閉された容器内に充満していくのです。

長期間放置されたペットボトルは、見た目には変化がなくても内部ではガスが溜まり続け、突然破裂することがあります。特に夏場や暖房の効いた室内ではリスクが高まるため、早めに処分しなければなりません。

破裂すれば中身が飛び散り、床や壁に染みついて悪臭の原因になります。掃除が困難になるだけでなく、周囲の家具や家電にまで被害が及ぶ恐れがあるため、放置せず適切に処分することが大切です。

大量のペットボトルを処分する方法

大量に溜まったペットボトルを処分しようと思っても、一度に片付けるのは意外と大変な作業です。自治体のルールに従って捨てるのが基本ですが、量が多すぎると処理が追いつかず、なかなか片付かないこともあります。

効率よく処分するためには、計画的に分別してゴミに出す方法や、専門業者に依頼する方法など、状況に合った対策を選ぶことが重要です。ここでは、大量のペットボトルを無理なく処分する方法を紹介します。

分別してからゴミの集積所に出す

大量のペットボトルを適切に処分するためには、自治体のルールに従って分別し、ゴミの集積所に出すことが重要です

分別の際は以下の点を確認しましょう。

・ペットボトルが「資源ゴミ」なのか「燃えるゴミ」なのか

・キャップやラベルを外す必要があるか

・中身を洗う必要があるか

資源ゴミとして出す場合は、自治体指定の透明または半透明の袋を使用することが一般的です。燃えるゴミとして処分できる地域では、一度に大量に出すと回収されない恐れがあるので、数回に分けて処分するとスムーズです。

専門業者に回収を依頼する

ペットボトルが大量に溜まり、自力での処分が難しい場合は専門業者に回収を依頼するのが有効です。放置されたペットボトルは分別や処理に手間がかかるため、一度に片付けるのが難しく、処分を後回しにしがちです。

清掃業者に依頼すれば、片付けのプロが大量のペットボトルを短時間で回収し、適切に処理してくれます。中身の残ったボトルや汚れたボトルも対応してもらえるため、自力での作業が負担に感じる場合には便利です。また、業者によっては即日対応や深夜の回収を行っているところもあり、忙しい人でも利用しやすいのが特徴です。

業者を選ぶ際は、料金やサービス内容を事前に確認し、信頼できるところを選ぶことが重要です。対応エリアや追加料金の有無もチェックし、スムーズに片付けを進めましょう。

ペットボトルを処分する前に押さえておくポイント

ペットボトルを捨てる際、何も考えずにゴミ袋に詰め込んでいませんか?適切に処分しないと、回収されなかったり、ゴミの集積所が乱雑になったりする原因になります。さらに、ルールを守らないゴミ出しが続くと、近隣住民とのトラブルにつながることもあります。スムーズに処分するために、事前に押さえておくべきポイントを確認しておきましょう。

ゴミの集積所に一度に出せる量は決まっている

ペットボトルを一度に大量に処分したいと思っても、自治体や自治会ごとに回収できる量には制限があります。各地域でルールは異なりますが、例えば大阪市では一度に出せる量は45Lのゴミ袋3袋分までと決めています。規定の量を超える場合は、直接処理場に持ち込む、清掃センターに相談するなど、自治体ごとの対応を確認して適切に処分しましょう。

無断で大量に出すと回収されないだけでなく、近隣トラブルの原因になることもあるため注意が必要です。ペットボトルはかさばりやすく、処分のタイミングを逃すとすぐに溜まってしまいます。ゴミの日を確認し、計画的に少しずつ出すことが大切です。 また、袋に詰めすぎると運びにくくなったり、回収の妨げになったりすることがあるため、適量ずつ分けて処分しましょう。

参考:大阪市ごみの出し方について

中身を空にして洗ってから捨てる

ペットボトルはリサイクル可能な資源ごみですが、適切に処分するためには中身を空にして軽く洗うことが重要です。飲み残しがあると悪臭やカビの原因となり、リサイクルの妨げになることもあります。自治体によっては、ラベルやキャップを外してから捨てるルールがあるため、事前に確認しておきましょう。

また、油が付着したペットボトルやタバコの吸い殻が入っていたものは、洗っても汚れが落ちにくいためリサイクルできません。これらは可燃ごみとして処分する必要があります。汚れたペットボトルが混ざると、ほかの資源ごみまでリサイクルできなくなる可能性があるため、注意が必要です。ルールを守って正しく処分することで、スムーズな回収につながり、環境負荷の軽減にも役立ちます。

尿入りのペットボトルはトイレに流して可燃ゴミへ

ペットボトルは本来、洗って資源ごみとして出せますが、尿が入っていたものはリサイクルできないため、可燃ごみとして処分する必要があります

処分する際は、必ず中身をトイレに流してから捨てることが重要です。 キッチンの排水溝や浴室に流すと、悪臭が発生したり、配管が詰まる原因になります。特に集合住宅では、上下階に臭いが広がる可能性があるため、必ずトイレで処理しましょう。

トイレに流す際も、一度に大量に流すと詰まりの原因になるため少しずつ流す必要があります。その後に、ペットボトルを水で軽くすすぎましょう。

ペットボトルに入った尿は強烈なアンモニア臭が漂うため、処分中に気分が悪くなることがあります。そのため大量にある場合は、無理せず業者に依頼しましょう。

ペットボトルを部屋に溜め込まない方法

ペットボトルは放置するとすぐに溜まり、気づいたときには部屋のあちこちに散乱してしまうことがあります。特に、ゴミを出す習慣がないと、処分のタイミングを逃し、部屋がどんどん圧迫されてしまいます。ペットボトルを部屋に溜め込まないためには、こまめに処分する習慣をつけることが大切です。ここでは、無理なく続けられる具体的な対策を紹介します。

ペットボトル専用のゴミ箱を用意する

ペットボトルを部屋に溜め込まないためには、専用のゴミ箱を用意し、すぐに捨てる習慣をつけることが大切です。飲み終わったペットボトルをそのまま放置すると、気づかないうちに部屋のあちこちに溜まり、片付けるのが面倒になってしまいます。

まず、キャップとラベルを外したペットボトルをまとめて入れておける場所を決めましょう。ゴミ箱の設置場所は、冷蔵庫の横や玄関の近くなど、日常的に捨てやすい位置が理想です。ベランダに置く方法もありますが、取りに行くのが面倒だと放置してしまう可能性があるため、生活動線上で手の届きやすい場所を選びましょう。

飲み終わったらすぐ捨てることを習慣化すれば、ペットボトルが部屋に溜まるのを防げます。また、ゴミ箱がいっぱいになる前にこまめにゴミ出しをすることで、常に片付いた状態を維持しやすくなります。

毎週ゴミ出しをする

毎週ゴミを出す習慣をつけることで、ペットボトルが部屋に溜まるのを防げます。ゴミ出しを後回しにしてしまうと、気づいたときにはペットボトルが大量に溜まり、処分するのが面倒になってしまいます。

まずは、自治体のゴミ収集日を確認し、忘れずに出せるよう準備をしましょう。 ゴミの日を把握したら、前日までにゴミ袋をまとめておくと、スムーズに出すことができます。カレンダーやスマホのリマインダーを活用すれば、出し忘れの防止にも役立ちます。

ゴミを出すのが面倒に感じても、「全部捨てられなくても、少しずつ減らせばOK」と考えることが大切です。毎週少しずつでも出していくことで、部屋にペットボトルが溜まりにくくなり、片付けの負担も軽減できます。継続することで自然と習慣になり、スムーズに処分できるようになるでしょう。

なるべくペットボトルの飲料を買わない

ペットボトルが溜まる原因のひとつは、日常的にペットボトル飲料を購入していることです。購入を減らすだけでも、ゴミの量を大幅に抑えることができます。

すべてをやめるのは難しくても、本数を少し減らすだけで、部屋にペットボトルが溜まりにくくなります。 たとえば、家では水道水や浄水ポットを活用し、外出時には水筒やマグボトルを持ち歩く習慣をつけるのもおすすめです。

最近では、軽量で持ち運びやすいお洒落なボトルも多く販売されており、無理なく続けやすい方法を選ぶことができます。 ペットボトルの購入を減らせば、ゴミの処理の手間が減り、部屋の片付けもスムーズに進みます。

さらに、ゴミ出しの頻度が減ることで負担が軽減され、継続しやすい習慣として定着しやすくなるでしょう。 まずは、無理のない範囲でペットボトルの使用を減らす工夫をしてみてください。

大量のペットボトルの処分にお困りの方は「えびす堂」におまかせ

ゴミ屋敷状態になり、ペットボトルが部屋を埋め尽くしてしまったという方も少なくありません。気づいたときには手がつけられないほど溜まってしまい、「自分では片付けられない」「ゴミの量が多すぎてどうしたらいいかわからない」と悩んでいませんか?

そんなときは、ゴミ屋敷片付けの専門業者「えびす堂」にご相談ください。 大量のペットボトルを迅速に回収し、最短即日でお部屋をスッキリ片付けることが可能です

また、分割払いにも対応しているため、「一度にまとまったお金を用意するのが難しい」という方でも安心してご依頼いただけます。相談・見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせはこちら】分割払い可能!関西のゴミ屋敷・汚部屋清掃のことならえびす堂へ

この記事の執筆者

髙田 了輔(たかだ りょうすけ)

株式会社えびす堂 代表取締役。2015年の創業以来、大阪・堺を中心とした関西エリアでゴミ屋敷清掃、遺品整理、不用品回収などの事業に取り組む。モットーは『人と地域社会に笑顔を』。過去の実績数は3,000件以上、リピーターのお客様も数多く、地域に密着して信頼できるサービスを提供している。

作業は専門スタッフが丁寧にいたします。
女性スタッフも在籍なので一人暮らしの
女性も安心してご相談ください。